【沖縄移住】移住しようと思ったきっかけの話

Uruma

沖縄に移住しようと思ったきっかけは何ですか?

この記事では、沖縄へ移住しようか迷っている方向けに、最初は息抜きできたら良いなぁと軽い気持ちで訪れた沖縄で何があったのか。私が沖縄へ移住しようと思ったきっかけ、移住までしようと思う沖縄の魅力など、沖縄に移住するまでの道のりをご紹介します。

【沖縄移住】移住しようと思ったきっかけの話【沖縄の魅力】

移住する前の私

普通のOL

私は大阪、東京で映画系イベントの営業事務をしていた普通のOLでした。朝決まった時間に出社して、夜の7時くらいまで猛烈に仕事して、クタクタになった状態で帰宅するような毎日でした。

仕事に追われる日々

仕事はやりがいがあり好きでしたが、毎日とても忙しく働いていたので、いつも時間がないと感じていました。ふとパソコンに向かったときに「時間がない」と無意識レベルで打ち込んでいました。

コロナ禍で生活が一変

そんな仕事に追われる日々を過ごしていましたが、コロナ禍で状況は一変しました。緊急事態宣言が発令されて仕事がフルリモートになり、会社に出社して仕事するスタイルから→家で1日中仕事をするスタイルに変りました。

コロナで変わった生活スタイルと価値観

フルリモートで変わった時間とお金の使い方

フルリモートワークは私にとって大きな変化、革命といって良いほど、時間とお金の使い方が180度変りました。

フルリモートで変わった朝時間
  • 通勤時間がなくなった・・・・往復1時間
  • 化粧する必要がなくなった・・30分
  • 着替える必要がなくなった・・30分
    約2時間の節約!1ヶ月で40時間の節約!

1ヶ月で40時間の節約となると、約2日間の休日が増えたことになります。
2日間あれば、映画ざんまい、Netflix見始めても完鑑できます、温泉旅行もできます。

フルリモートで変わったお金の使い方
  • 通勤の交通費がなくなった・・・・1ヶ月8000円
  • 化粧品を買う必要がなくなった・・1ヶ月2000円
  • 仕事用の服が必要なくなった・・・1ヶ月10,000円
    約2万円の節約!年間で24万円の節約!

年間で24万円の節約となると、3つ星レストランで豪華ディナー、好きな映画のDVD BOXを何個か買えます、贅沢な温泉旅行にも行けます。

ものは考えようで、コロナ禍で色々な制限があるとはいえ、自由になった時間やお金があることに目を向けると悪いことばかりではないように思えます。

フルリモートになってストレスフリーに

また私の場合、フルリモートになったことで一番の収穫だったことは「職場の人間関係を良好に保つための気遣いや、くだらない会話をしなくていい!」と言うことです。

上司が欲しいそうな言葉や愛想を振る舞う、同僚の彼氏や夫の愚痴を聞いてあげる、興味のないテーマを永遠と聞かされるけど興味があるような質問をして気持ちよくなってもらうなどなど・・・

これも仕事のうちだと言い聞かせていたけれど、本当に大切にしたい人、友達や家族のことは後回しになり、大切な人たちにエネルギーを使えない日々でした。

自分は一体何のためにどうでもいい人や事にお金と時間、エネルギーを使っていたのだろうと馬鹿らしく思えました。

時間とお金、エネルギーの使い方に変化

これからは自分が大切にしたい人や事にお金と時間、エネルギーを使っていきたい、好きな人や好きな事にもっと忠実に向き合おうと思いました。

何となく選んだ服、何となく会う人、何とくなくで選んでた全てのことをやめることにしました。

お気に入りの服しか買わない、うれしいと思う人にしか会わない、前からずっと行きたかった場所など自分の中にある本当に好き!を大切にしようと思いました。

いざ、沖縄へ!強行ワーケーション

伊計大橋
とにかくどこかへ行きたい!京都?いや、沖縄でしょ。

コロナ禍で自宅にこもっていたのですが、緊急事態宣言がひとまず解除されたときに思い切ってどこかに行こうと思いました。

最初は京都へ行くつもりで、リモートワークでも快適に過ごせることがコンセプトのホテルに宿泊しようと思い、日程も決めていました。あとは予約を取るだけという段階のときに、何か面白くないなぁと感じました。

すごーく行きたい!という気持ちよりは、とりあえず今の場所からどこかへ行きたいと言うだけのモチベーションでした。これでは今までの何も変わらない!と思い、Airbnbでユニークな宿泊先を見ていました。

運命的な出会い!理想のホテル

すると、丸っこいドーム型の可愛いホテルが目につきました。内装も素敵でおしゃれな家具家電付き!オーシャンビューでしかも安い!ここだ!と思いました。私が行った時期は台風がちょうど接近していて、オフシーズンということもあり、1泊3,800円でした。(通常は1万円超えの良いホテル)

予約しようと思っていた京都のホテルは即やめて、高校の修学旅行以来である沖縄に行くことにしました。航空券の予約したときは自分でもソワソワするほど、思い切りました。

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超繁忙期に強行ワーケーション

というのも、実は仕事の状況が超繁忙期前のピークに差し掛かる時期であり、新しいシステムも導入されたのでその習得もしなければいけないという、決して平常運転ではない状況だったからです。

まさに強行ワーケーションでした。そんな状況でしたので、遊びに行くというよりは平日は仕事を中心に、アフター5や休日にホテル前の海を眺めて癒されようと思っていました。

上司には内緒。勝手にワーケーション

那覇空港に到着したとき、自然とうっすら笑みが溢れました。なんせ、繁忙期に沖縄に来て勝手にワーケーションしてます♪てへっ。なんて言えないので、職場には内緒で来てしまったのです。絶対やってはいけないことではないけれど、あまり推奨されないちょっと悪いことをやっている。

同僚や上司はグレーな都会で仕事をしている中、自分は色鮮やかな楽園に来て優雅な気分で楽しんでいるという背徳感。たまらない。何とも言えない優越感に浸りながら、那覇空港から約1時間バスに揺られてホテルへ向かいました。

楽しすぎた沖縄

果報バンタ
久しぶりの飛行機に乗って。いざ、沖縄へ!

那覇空港に着いたときは、ここは南国か?と思えるほど心地よい熱波と至るところに咲き乱れている真っ赤なハイビスカスとヤシの木々が植えられた道が続いていました。

台風が接近していると聞いていたのに、空を見上げると真っ青!雲ひとつありませんでした。天気予報ではくもり。ん?沖縄では晴天に見える空でもくもりなのか?沖縄の晴れは一体どのレベル?と嬉しい疑問をいっぱい抱えながらバスでホテルに向かいました。

向かうバスの窓から優しい、気持ちいい風を感じながら、ゆっくり時間が過ぎていきました。。。ふと気がつくと、うたた寝していました。あぁ、しあわせ。

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ホテルに到着。食料はネットスパーで確保

ホテルのスタッフさんがバス停まで迎えに来てくれたので、安心&楽ちんでホテルに到着しました。事前にイオンのネットスーパーで注文しておいた1週間分の食糧も時間指定しておいた時間にちょうど届いたので、無事に受け取って、これで準備万端。車がなくてもとりあえず生きていけます。

真っ青な空と海と熱帯魚

真っ青な空と海には感動ものです。朝、昼、夕方、そして夜。晴れのときもあれば、くもりのとき、雨のとき、時々スコールなど1日として同じ風景はなく、日と時間によって表情がまったく違います。

高校生の修学旅行のときには気づけなかった自然の美しさや偉大さ、癒しを存分に感じることができます。不思議と自分自身にも余裕が生まれ、人に優しくなれました。平凡ですが、心が満たされているからか、誰にでも優しくなれます。自然のパワーの偉大さを感じます。

楽しすぎて遊びまくる

空と海が綺麗すぎて、今までは家の中で過ごすことが全然苦痛ではなく、むしろ大好き!だった私でしたが、沖縄に来ると家にいるのはもったいない!早く綺麗な海を見に行こう!ビーチに遊びに行こう!シュノーケリングで熱帯魚見よう!遊び疲れたら釣りしよう!とまるで童心に帰って狂ったように毎日遊びまくりました。

電動自転車でビーチ周遊してしまう

車がなかったので電動自転車を1日3000円で借りて、うるま市周辺のビーチを自転車で周遊しました。片道1時間30分かけて行ったビーチもありますが、どこも行く価値ありの抜群の透明感と色鮮やかな熱帯魚たちが出迎えてくれるので疲れも吹っ飛びます。ビーチに向かう道中には、海や山の絶景がいくつも広がるので、風景をゆっくり楽しみながら自転車でスイスイ行けます。

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平日の仕事は早朝6時から

シュノーケリングや釣りが楽しすぎて早く遊びに行きたいので、平日は早朝6時くらいに起きて朝日を浴びながら軽くヨガをして、ひと汗かいたらゆっくり朝日を眺めました。気持ちがスッキリしたら部屋に戻り、2〜3時間で仕事を片付けて、空いてる時間に電動自転車を漕いでビーチに遊びに行ったり、釣りをしたり、忙しいときは海を見ながら仕事しました。朝が苦手だった私がすっかり生まれ変わったように、朝型人間になり、早朝に仕事を終わらせ、午後は遊びに出かける。(もちろん、遊びながら仕事もちゃんとしてました)そんな遊びが中心のサイクルへと変化しました。

同僚に返信メールが優しかったと言われる

午後はコバルトブルーのグラデーションが美しい海を眺めながらPC広げて仕事していました。これが最高ですね。ちょっと腹立つ失礼なメールが届いても、穏やかな気持ちで対応できるので、ストレスに感じません。実際、同僚からも沖縄に行っている間は返信メールが優しかったと言われました。環境は人を変えると言われますが、やはり本当のようです。

必要なものは手に持てる分で足りる

最初は1週間の滞在のつもりでしたので、リュックサック1つとキャンプ用の折り畳み椅子を1つ握りしめて沖縄にいきました。あまりに楽しすぎたので、1週間のつもりが2週間、2週間のつもりが3週間と結局約1ヶ月滞在しました。

そのときに気づいたのですが、人間必要なものは手に持てる分で十分だということです。足りなくったら大抵のものは100均とユニクロで買えばいいのです。

不思議と荷物が軽いと、体も軽いし、心も軽く、頭もスッキリします。

物を持ち過ぎているのだと感じました。それと同時に物はそれ以上でもそれ以下でもない。幸福を与えてくれる物ではないと沖縄に来てハッキリと感じました。

海を眺めたり、ビーチで遊ぶ方がよっぽど幸福感を感じたからです。

本来の自分を取り戻す

遊びと仕事の関係性が変わった

早く遊びたいから、猛烈なスピードで仕事をとっとと片付ける。今までは生活の中心が仕事でしたが、沖縄では遊びが中心になり、遊ぶために仕事をするサイクルへと変わりました。

そのサイクルがとても心地よかったです。思いっきり遊んで、思いっきり仕事する。ONとOFFの切り替えが明確で、完全にリフレッシュできるので仕事への姿勢も前向きで楽観的に変わっていきました。

子供の頃の楽しい!を思い出す

小学校の頃は自転車暴走族と言われていたほど、毎日のように男友達と自転車を乗り回してあちこち冒険していました。学校でも休み時間は決まって手打ち野球をしたり、ジャングルジムで誰が一番早く登って降りれるかを競争したりと、とても活発でした。その頃は友達と遊ぶのが楽しくて、楽しくて、仕方なかった。ただ、好奇心の赴くままに楽しいことに遊ぶことに夢中でした。

本来の自分の楽しい!を再認識

いつからインドア派になったんだろうと、ふと思い返しました。本来の自分は外で活発に遊ぶことが何よりの楽しみだった。大人になるにつれて、いつの間にか子供の頃に感じていた楽しい!を忘れて、大人の遊び方を覚え、大人としてそれなりに遊んでいたけれど、実はそんなに楽しくなかったかもしれない。みんなが年相応の遊び方をしているからそれに合わせていただけかもしれないと思うようになりました。自分が本当に楽しいと思えることに時間を使おうと考えるようになりました。

沖縄移住を決意

沖縄人の屈託のない笑顔の秘密が知りたい

沖縄で遊んだときに印象的だったのは、少年少女がニカっと笑う屈託のない笑顔をする人が大人でも多いということでした。しかも仕事中にです。電動自転車で周遊していると、車社会の沖縄ではもの珍しく映るようでよく話しかけられました。

ある日、工事現場のおっちゃんに「気をつけてね〜がんばってね〜」と声をかけてくれたのですが、その時に白い歯を思いっきり見せて、何の汚れもない純粋な笑顔で見送ってくれました。それが1回ではありませんでした。自転車を借りたお店の人やスーパーのレジのおばちゃんまでも。

今まで仕事場でこんな素敵な笑顔の人は見たことがない!ここ、沖縄には笑顔になる魔法があるのだと思いました。その秘訣を知りたいと思いました。

自分にとってのしあわせを考えた

私の場合は、リモートワークができる仕事であったことがとてもラッキーでした。エンジニアでもデザイナーでもない、ただの普通のOLでしたが、場所を選ばずに仕事できることが自分にとってこんなに大事で幸せにつながるとは思っていませんでした。

また自分はこんなにも海が好きでアクティビティが楽しいと感じる人間だと思っていなかったので、沖縄で綺麗な海と熱帯魚に出会ってなかったら、子供の頃に感じていた楽しい!を思い出せなかったと思います。

自分の好きや楽しいを忠実に

沖縄は本来の自分を取り戻せたきっかけをくれました。もっと好きに生きて良いのだとも思えるようになりました。

そんなシンプルだけど大切なことを気づかせてくれた場所だからこそ、私は沖縄へ移住しようと決意しました。

もしかしたら、1ヶ月や3ヶ月で飽きるかもしれない。(実際、統計データから沖縄移住の約50%が戻る)でも「それでもいいや」と思いました。とにかく今は、沖縄で毎日を過ごしたいという想いに忠実に行動しようと考えました。その方が楽しいから。

好きな場所で生きる

仕事とかお金とか、今借りている賃貸どうするの?と思うかもしれませんが、仕事は継続して、出社が必要な時には東京に行けばいい。今は航空券も往復で1万円かからないし、滞在費も宿泊系サブスクを利用すれば月額2万5千円で泊まり放題です。

借りている賃貸のマンションは解約しました。部屋にあった家具や家電、お気に入りではない服などはすべてメルカリやbookoffで売りサバき、収益は1万円を超えました。

決めて、行動すれば、案外何とかなるもの

沖縄へ移住すると決めて、東京に帰ってきてから3ヶ月経ちました。最初は勢いだけで決めて大丈夫か?と思いましたが、決めて、行動すれば、案外何とかなるものです。

晴れて、来月から私は沖縄へ移住します!そして、ノマドワーカーになります!

好きな場所で生きてくことを始めたいと思います。

長々と書いた沖縄移住の決意までの道のりを読んでいただきありがとうございました!沖縄の魅力が少しでも伝われば良いなぁと思います。また少しでもお役に立てる情報があれば嬉しいです。

沖縄へ行くこと、移住することを迷っている方は、ぜひ自分の中の沖縄の魅力を見つけてみてください。魅力が溢れているので見つけるには苦労しないはずです。